こんにちは 皆さんは黒いこんにゃくと白いこんにゃくの違いお分かりですか?
たまに耳にするのが黒いこんにゃくが生芋こんにゃくで、白いこんにゃくが粉から作ったこんにゃくだと思われているという意見です。
いまスーパーなどの量販店で見かける多くのこんにゃくは、こんにゃく芋を乾燥させて粉にした精粉と呼ばれる原料を使って作るこんにゃくです。と、いう事で黒いこんにゃくも白いこんにゃくも多くは精粉から作られたこんにゃくなんですよ!
ではなぜ黒いこんにゃくと白いこんにゃくがあるのでしょうか??
大昔はこんにゃくは全てこんにゃく芋をスリ潰してつくる生芋こんにゃくでした。その頃は秋に収穫された芋をすぐにこんにゃくにして食べていたので、こんにゃくは秋から冬にしか食べられない食品でした。
江戸時代になると芋を乾燥して粉にする技術が生まれました。乾燥をすることによって1年を通してこんにゃくを作る事が出来るようになりましたが、粉から作ったこんにゃくは出来上がりが白っぽくなり以前まで食べられていた生芋こんにゃくと色が異なったために人気がありませんでした。
そこで白いこんにゃくに椎茸やヒジキと言った海藻を混ぜてわざわざ色付けをして売り出したのが黒こんにゃくの起源なんです。
岩崎商店で作られている黒こんにゃくにはアラメと呼ばれる海藻の粉が入っています。
因みに白滝は同じ精粉から作られています。何も入れないので白い色をしています。
黒こんにゃくと白こんにゃく 実は地域性もあって宮城県を中心とした東北地方と長野県では白こんにゃくの消費がかなりあります。あと東京でも白こんにゃくの消費があるのは、東北や信州出身の方が買われているような気がしています。西日本の方では白こんにゃくはあまり食べられていません。
何をもってこんにゃく本来の味と言うかは好みもあると思いますが、海藻を入れていないこんにゃく精粉自体の味を味わうのには白こんにゃくが良いかもしれませんね。