4月19日は食育の日と言う事で今日はこんにゃくの栄養に関してちょっとお伝えしたいことがあります。こんにゃくには食物繊維が豊富だと言われていますが、食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」とがあります。要は水に溶ける食物繊維と溶けない食物繊維があります。
こんにゃくの食物繊維は「不溶性食物繊維」です。不水溶性食物繊維は体内で水分を吸収して膨らみ、腸を刺激して“ぜんどう運動”を活発にして便通を良くしてくれます。
※こんにゃくを水溶性食物繊維と書いてある事がありますが、こんにゃく原材料の蒟蒻精粉は水溶性食物繊維ですが、凝固剤を入れて過熱をして固めた蒟蒻の食物繊維は不水溶性食物繊維になります。原料料をそのまま食べることは無いので蒟蒻は不溶性食物繊維です。
こんにゃくが素晴らしいのはカロリーが少ないという事ではなく、不水溶性食物繊維が含まれているという事です。これが腸に届くと腸内細菌の餌となり細菌の働きが活発になるのと、腸内でゴロゴロと動くので腸を刺激して腸の働きを活発にしてくれます。
こんにゃくは医薬品では無いので効果がすぐに出る物ではありませんが、その分強い刺激を与えてしまう事もありません。
カロリーを制限するためのこんにゃくでは無く不水溶性食物繊維を摂取するためにこんにゃくを食べてみて下さい。